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“G-SHOCK”と“BABY-G”がコラボする環境系団体による座談会

2024年7月19日


“G-SHOCK”と“BABY-G”では、「Love The Sea And The Earth」というテーマのもと、さまざまな環境系団体とのコラボレーションを通じて、海をはじめとした自然の素晴らしさを伝えています。

今回は、これまでコラボレーションを行なってきた環境系団体のアクアプラネット、ICERC Japan(以下、アイサーチ・ジャパン)、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパンに集まっていただき、座談会を実施した様子をお届けします。

左から:アクアプラネット 中水 猛博さん、アイサーチ・ジャパン 相良 菜央さん、サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン 水野 亜彩子さん

各団体について

サーフライダー・ファウンデーション
限りなく広がる美しい海。それは全人類に共通する偉大な財産です。
サーフライダー・ファウンデーションは、このかけがえのない自然の海を守り、未来に残していくために、海を愛するサーファーの手によって設立された環境保護団体です。1984年にアメリカで発足して以来、海岸環境の保護を推進。その実績は世界中で高い評価を得ています。

G-5600SRF

アイサーチ・ジャパン
1991年設立、2023年法人化。
「いつまでもイルカ・クジラに出会える地球であるために」を理念とし、イルカ・クジラをテーマに『教育(分かりやすく伝える)』『リサーチ(正しく知る)』を行い、自然の素晴らしさ・大切さを伝えています。

GW-8201K

アクアプラネット
女優の田中律子さんが理事長となり活動をしている珊瑚礁の保全活動を行う団体。珊瑚の保全、再生に力を注ぎ、沖縄本島北谷での移植活動や、石垣島の珊瑚養殖活動とのコラボを行っています。

BA-110AQ

各団体の活動内容について教えてください

水野さん:
サーフライダー・ファウンデーションは、アメリカのカリフォルニアで暮らすサーファーたちが自主的に行った水質調査活動から始まった団体です。カリフォルニアの沿岸部は、良い波があることから、多くのサーファーが訪れる場所です。しかし、雨が降った次の日は、下水処理などの関係で海が茶色く濁ってしまい、バクテリアが増えて海に入れないということがあるそうです。そこから、海の環境を変えていけるよう、海をきれいに保つための活動が始まりました。

相良さん:
アイサーチ・ジャパンは1991年の設立から、イルカとクジラを入り口にして、海や自然の素晴らしさ、大切さを伝えていいます。イルカ・クジラと聞くと、我々とは遠い存在のようにも感じるのですが、“海”で繋がっています。海の水が雨として私たちの住んでいる街に降り、私たちが使った水が海へと流れるという循環があるので、彼らの環境と私たちは、実は身近なんです。そのため、海を身近に感じていただき、海のために何ができるだろうかを考えてもらうきっかけ作りを行っています。

中水さん:
私たちは、サンゴを植え付ける活動を中心に行っています。サンゴが育つ環境を見つけ、サンゴを植え付ける。そして、植え付けたサンゴを育てて産卵させ、そのサンゴが自然環境に着床し、またそこから芽を出して大きくなって産卵させる。このような自然の通常のサイクルに戻す活動サイクルを促せるようにサンゴの管理をしています。そのほかにも、サンゴを守るための啓発活動なども私たちの活動のひとつです。

活動を始めてからの成果や変化はありますか?

中水さん:
サンゴを植え付ける活動によって、サンゴ畑は大きくなってきています。岩場になってしまっていたところも、活動によって少しずつサンゴが付き、どんどん育ってきています。サンゴは死んでしまうと、「ガレ場」という茶色一色の塊になってしまうのですが、サンゴが増えて、魚たちが戻ってくることで、色がぽつぽつと出始めて広がり、かつての景観が戻ってきているのは活動をやっていて良かったと思います。

相良さん:
アイサーチ・ジャパンは34年続いている団体ということもあり、長年の活動によって人の輪が繋がり、広がってきていると感じています。90年代に参加してくれていた人が、近年は色んな場所でワークショップをしていたり、去年まで参加者だったお子さんがボランティアとして参加してくれるなど、世代を超えて活動が繋がっているのはとても嬉しいですね。

水野さん:
先日、ネパールの方が来日されて一緒にビーチクリーンを行う機会がありました。
ネパールは海がなく、また当たり前のように川にごみが捨てられていたりする国ではあるのですが、そういった方々にも活動を通じて、海の抱える問題を知ってもらえることはとても意義を感じます。環境問題への気づきと、それをまた発信してもらうことで、少しずつ活動が広がってきている実感がありますね。

海の環境保護やSDGsについてカシオなどの企業に求めることはなんですか?

中水さん:
私たちから、活動についてどれだけ頑張って発信しても、やはり限度があり、伝わらなければ活動はそこで止まってしまいます。企業には発信力があるので、皆さんの力で広げてもらう、啓発してもらうことで、サンゴの植え付けだけでなく、環境問題への意識を向けてもらえるきっかけになればいいなと思います。

水野さん:
環境問題に興味がある方や環境の変化を気にしている方は、自主的に調べてサーフライダー・ファウンデーションにたどり着いてくれます。ただ、それ以外の方はなかなかきっかけがない。そんな中で、今回の「G-5600SRF」などのコラボアイテムは環境団体の存在や環境問題をしってもらうきっかけを与えてくれるので、とても嬉しいです。

相良さん:
企業から環境問題を広げてもらうことはすごく有り難いです。企業は人との出会いの場が圧倒的に多いので、色んな人と結びついていくと信じています。
ただ、多くの人に出会う企業だからこそ、世の中の流行や人の動きにも流されやすい性質はあると思います。SDGsは単なる流行と捉えず、今後も一貫して取り組んでいってほしいです。

中水さん:
SDGsという言葉が広まり、多くの人が大切なことだとは思っているが、まだ実行に移している人は少ないと感じています。長い時間かけてようやく認知されてきていますが、ここからは皆さんの力を借りて実行に移していくフェーズではないかと思いますね。
環境問題というと、どうしてもマイナスイメージが強いのですが、色んな活動やイベントだったり、楽しみながらできる側面もあります。楽しい、でもこれが必要なことだよ、という発信をしてもらえるといいかなと思います。


日常生活において環境問題を意識する人はまだまだ少ないかもしれませんが、実は海のごみの7~8割は街から流れ着いたごみであったり、私たちの生活と密接に結び付いています。
環境団体とのコラボ“G-SHOCK”や“BABY-G”が、少しでも環境問題について考えるきっかけにつながればと思います。

インタビュアー:関 由佳

<関連リンク>
カシオの環境保護団体とのコラボレーションについて

<製品サイト>
G-5600SRF
GW-8201K/GW-6904K/GMD-W5601K 
BA-110AQ

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