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カシオはさまざまな事業を展開しており、ブランド名やシリーズ名を冠したプロダクトも多数あります。商品・サービスのネーミングにはどんな由来や想いがあるのでしょう。TOPICS編集部が紐解いてまいります。
初回は、皆さん一度は目にしたことであるであろう、「G-SHOCK」です。
耐衝撃腕時計の誕生
「落としても壊れない時計」―43年前、当社が世界に誇る耐衝撃腕時計「G-SHOCK」は、このたった一行の企画書から生まれました。
左:たった一行の企画書/右:G-SHOCKの生みの親・伊部菊雄
「G-SHOCK」の名前の由来は、その誕生の経緯にあります。
この企画書を書いたのは、当時の時計開発部門に所属していた伊部菊雄。父親からもらった腕時計を落として壊してしまったことをきっかけに、この企画を思いつきました。
言うは易し、実現するまでには2年の歳月を要しました。何度も「もう無理かも…」と思いつつもチームに言い出せずにいる一方、他のメンバーは「発売日決まったよ、来年の4月ね」「名前決めたよ。“G-SHOCK”で行こう」と着々と仕事を進め、伊部は「そんなものは存在しないのに!」と、どんどん追い込まれていきます。
もう辞表を出そうと思い公園で思い詰めていたそのとき、一人の少女がまりつきをしている様子を見て、モジュール(心臓部)を点で支えて浮かせる「中空構造」をひらめき、耐衝撃構造の開発は一気に加速し、なんとか発売に間に合ったのでした。
初代モデル「DW-5000C」
「G-SHOCK」―読み方と由来
ここでようやく本題です。まず、念のため読み方のおさらいです。そのまま「ジーショック」と読みます。雑誌などでは「Gショック」と表記するともあります。
「SHOCK」は言わずもがな、「衝撃」を表しています。開発者の伊部は、会社の3階(地上約10Mの高さ)のトイレの窓から試作機を落として壊れないかの実験を繰り返していました。
では「G」は何を表しているのでしょう? 答えは「Gravity」(重力)です。
重力に引っ張られ衝撃を受けてもなお耐え抜く時計。そんな想いが込められたネーミングなのです。
ブランド名に込められた想いを受け継ぎ、今も進化を続けるG-SHOCKです。タフネスの伝説はこれからも続いていきます。
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