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見るだけじゃない、体験するアート カシオのデザイナー×東北芸術工科大学によるアートイベントを開催

2024年12月18日


カシオ計算機は、東北芸術工科大学の学生たちと、展示する場所や空間全体を作品として表現するインスタレーションアートを制作し、10月25日(金)〜29日(火)に宮城県・仙台の「CROSS B PLUS」にて「東北の数・時・音」と題したイベントを開催しました。

当社が事業で追求してきた「数・時・音」をテーマに、それぞれのチームに学生たちが分かれ、東北の豊かな文化や風土を融合させた遊び心あふれるインスタレーションアートを制作しました。

東北六県の祭りや特産品などを、グラフィカルに表現したものを作品がモチーフとなり、青森のねぶた、秋田の秋田犬、岩手の南部鉄器、山形の将棋駒、宮城のこけし、福島の赤べこのモチーフによって、会場内のみならずサイネージやのぼりなども制作。多くの通りがかりの方々にも立ち寄って見て、体験していただきました。

今回のイベントは、新たな時代の表現や思考の可能性を探究するプログラムとして今年開始した「CASIO Creative Challenge」の第一弾として開催されたものです。

「CASIO Creative Challenge」とは?

当社のこれまでの歴史を踏まえつつ、新たな時代の表現や思考の可能性を探求するために、アートとテクノロジーの融合を目指したプロジェクトです。カシオデザイン部門が、次世代を担う若手クリエイターと共に、新たなアイデア・表現・技術に挑戦する実験の場です。
東北芸術工科大学 プロダクトデザイン学科・映像学科・グラフィックデザイン学科と、学科の垣根を越えて集まった有志の学生グループが作り上げた作品をご紹介します。

【数】硬いイメージを吹き飛ばす、数で遊ぶゲーム体験

体験型インスタレーション「TOHOKU SHOOTER」
人によっては硬い印象を持つ「数」に、親しみやすいキャラクターとゲーム性を取り入れた対戦型シューティングゲームです。+1や÷2など加減乗除の計算式がランダムに割り当てられた東北のモチーフをお互いの的に当てるとポイントになり、式に則した計算が行われます。自分の的に加・乗のモチーフを、相手の的に減・除のモチーフを当てることで勝利を目指します。遊びながら触れ合うことで、来場した方々には「数」の大小というシンプルながら奥深い要素をインスタレーションで楽しんでいただけました。

【時】伝統ある踊りから、時を可視化する

すべての人に等しく与えられ、無意識に接している「時」の流れを革新的に可視化することを目指した映像作品
山形の伝統的な踊り「花笠踊り」に焦点を当て、踊る人間の動きを分解することで時の流れを表現しました。実写やアニメ、CGなど映像学科の学生たちのもつ表現方法を用いて、3Dや版画調のイラストなどの手法によって映像を制作し、壁面の大型ディスプレイで展示しました。

【音】誰でも誰とでも、オブジェを触って気軽な演奏体験

東北モチーフのオブジェを触ると「音」が出る、体験型インスタレーション
触る面によって音が変わり、誰でも簡単に楽器を上手く弾けた時や、好みのリズムが生まれた時に感じる歓びを味わえます。
見た目にも可愛らしい東北モチーフは思わず触ってみたくなり、複数人で一緒に触ることで思いがけないリズムが生まれる楽しさも。ねぶたは三味線、南部鉄器は鈴などそれぞれのモチーフをイメージした音で、触って思わず笑顔になるような楽しい作品に仕上がりました。


カシオのデザイン部門イベント責任者からのコメント(今回のイベントを終えて)

開発本部 デザイン開発統轄部 第三デザイン部長 奈良勝弘

学生の皆さんも難しいテーマと初めてのインスタレーションに悩みながら、表現したいイメージのためにどんどん新しい技術を習得し成長していく様子が見られました。
また、カシオのデザイン部門のメンバーにとっても、このようなインスタレーションイベントは初めての経験でした。コンセプト作りから実際の展示作品でのディスカッション、宣伝告知や会期中の運営すべてにわたり、さまざまな気づき、学びがありました。
製品以外のお客さまとのタッチポイントとしてこのようなイベントを継続し、当社のイメージをより身近に、またクリエイティブに感じていただけたらと思います。今後も「CASIO Creative Challenge」にご期待ください!

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