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2026年7月、東京・新宿に「黄金湯 新宿店」がオープンしました。銭湯文化を次世代に継承しながら、サウナ文化の新たな拠点として1号店である「黄金湯 東京店」 が注目を集めるこの施設。「黄金湯」が東新宿に建つ築50年の「金沢浴場」を クラウドファンディングを活用して新設した店舗です。
兄弟店である「黄金湯 東京店」では、サウナー専用腕時計「サ時計」 のPV撮影や体験会などを実施させていただきました。今回は、黄金湯を運営する新保浴場さんと、新宿店オープン支援のクラウドファンディングに会社として参加したカシオ計算機のサ時計担当者が、新宿店にて両社の出会いから今後の展望までを、改めて語り合いました。
左から:株式会社 新保浴場 取締役 新保 朋子さん
カシオ計算機株式会社 デザインセンター CXデザイン部 ブランドデザイン室 小關 諒人
―黄金湯とカシオの関係はいつから始まりましたか?
小關:実は私自身、もともとサウナーで個人的に黄金湯さんの大ファンだったんです。
カシオとして関係が始まったのは、「サ時計」のクラウドファンディングを実施した時からですね。当時、「サウナイキタイ」さんにお願いしてご紹介いただいたご縁で、黄金湯さんにはプロモーションビデオ(PV)の撮影舞台として、またメディア向け体験会の会場としてお世話になりました。
それと、クラウドファンディングの際に黄金湯さんから応援メッセージをいただいたことが、本当に嬉しかったんです。個人的なファンから、こうしてお仕事でもご一緒できるようになって、とても嬉しく思っています。
新保さん:そうそう。小關さんはじめカシオの皆さんが、本当にサウナ文化に対して真摯に向き合ってくださっているのが伝わってきて。単なるお仕事の関係を超えた、何か一緒に面白いことができそうだなという予感がありました。
小關:その後、サ時計のPV撮影では、実際に黄金湯東京店で撮影させていただきましたよね。あの時の現場の雰囲気が本当に印象的でした。
新保さんにもご出演いただいているサ時計PV
―PV撮影の際に印象的なエピソードを教えてください
新保さん:黄金湯 東京店での撮影でしたね。あの時はカシオさんから「絶対に黄金湯さんで撮影がしたい!」という思いが伝わってきたので施設の候補は他にはありませんでした(笑)。 撮影スタッフの皆さんが、本当に細部までこだわって撮影されていたのが印象的でした。
小關:ありがとうございます。個人的に黄金湯さんを訪れた時から、「もしサ時計のPVを作るなら、絶対に舞台は黄金湯さんにお願いしたい」と決めていました。そのため、「サウナイキタイ」さんとお話しする中で黄金湯さんでの撮影の話があれよあれよと進んでいった時は、本当にワクワクしたのを覚えています。
新保さんには、番台のシーンにてご出演をいただきました。ロケ地としての使用を快諾していただいただけでなく、あたたかな銭湯の雰囲気作りを含め本当にお世話になりました。
新保さん:いえいえ。でも、あの撮影を通じて、カシオさんが製品だけじゃなくて、サウナ文化そのものを大切にしようとしている姿勢がよく分かりました。
―今回、黄金湯 新宿店オープン支援のクラウドファンディングに参加したきっかけは?
小關:これまでサ時計体験会やPV撮影など、多岐にわたってご協力いただいていたので恩返しも兼ねて、いつか何かしらの形でお返ししたいという気持ちが強くありました。そんな折、社内で黄金湯 新宿店のオープンに向けてクラウドファンディングを行うことが話題になりました。実は会社としてクラウドファンディングを支援するというのは過去に事例があまりなく、ハードルは高かったのですが、お返しをするなら「ここしかない」と感じました。そこで、社内調整を重ね、最終的に参加を決めることができました。
新保さん:本当にありがたかったです。そこまで思っていただけて、凄く嬉しいです。
小關:いえ、むしろこちらこそ、クラファンのページを拝読して、新保さんたちが銭湯文化を次世代に継承したいという思いと、そのために新しい取り組みをどんどん取り入れていることに、すごくワクワクしました。 カシオとしても、何かお返ししたいという思いが強かったんです。実は個人的にも、別途支援させていただいているんですよ。
新保さん:え、そうだったんですか!?
小關:はい(笑)。会社としての支援とは別に、個人でも少しですが支援させていただきました。それぐらい、このプロジェクトを応援したかったんです。
新保さん:それは知らなかったです。本当にありがとうございます。
―黄金湯 新宿店のイチオシポイントはどこですか?
小關:今回、この対談の前に新宿店を特別に見学させていただいて、本当に素晴らしい空間だなと感じました。新保さんから見て、イチオシのポイントはどこですか?
新保さん:やはり水風呂ですね。底から湧き上がるような水流を実現していて、水温も15~16度 に設定しています。サウナ好きの方なら、この水風呂の良さは絶対に分かっていただけると思います。あと、外気浴スペースも自慢です。新宿という都心で、しかも24時まで(8月26日からは翌朝9時30まで) 営業している施設で、外気浴ができる場所ってなかなかないんですよ。
外気浴もできる屋外に備えられた水風呂
小關:確かに、見学させていただいた時も、あの落ち着いた雰囲気に驚きました。新宿の真ん中にいるとは思えないくらい、リラックスできる空間でしたね。
新保さん:ありがとうございます。内装も、3つのエリアでそれぞれ違うコンセプトにしているんです。エントランスはバーのようなおしゃれな雰囲気、中は伝統的な銭湯の雰囲気、そしてサウナエリアは洞窟のような落ち着いた空間。それぞれで流れる音楽も変えています。
新保浴場さんと職人のこだわりが詰まったサウナ
小關:サウナと水風呂を繋ぐアーチの部分とか、職人さんが手作業で仕上げられたとお伺いしました。浴場にあるタイルアートのグラデーションも、一度やり直したとか。
新保さん:そうなんです。この新宿店は金沢浴場という元々あった銭湯をリノベーションしてオープンしました。その際に浴室のレイアウトも一新して、湯船や洗い場のタイルも張り替えたので、元から壁にあったタイルとの色合わせには本当にこだわりました。職人さんには何度も現場に足を運んでいただいて、新しいタイルと壁面のアートとのグラデーションを細かく調整してもらいましたね(笑)
小關:本当にこだわりの詰まった素晴らしい空間になっていますよね。サウナや湯船に入っていない状態でも、すごくリラックスできる雰囲気が伝わってきました。
浴室壁面にそびえ立つタイルアート
―新店舗はどういったコンセプトの銭湯になりますか?
新保さん:新宿という街は多様性がある街なので、いろんな人たちが集える場所にしたいと思っています。「次世代に継承する、みんなに開かれた銭湯」というのがコンセプトです。
実は、新保浴場で運営している4店舗は、それぞれ全部違うコンセプトなんですよ。この新宿店は、その中でも特に多様な人たちを受け入れる場所にしたいと考えています。
小關:「みんなに開かれた銭湯」というの言葉がとても印象的でした。どのような姿を目指されているのか教えていただけますか?
新保さん:例えば、元々この場所に通っていた金沢浴場のお客様も大切にしたいですし、新しくサウナ目的で来られる方も歓迎したい。壁のアートや更衣室の柱や体重計なども、元々通っていた方々のために残しているんです。地域の方々とのつながりも大切にしながら、新しい文化も取り入れていく。そういう場所にしたいんです。
旧金沢浴場から引き継いだ柱と体重計
小關:なるほど。伝統と革新の両立ですね。
新保さん:そうです。実は「金沢浴場」という名前も煙突にも残していて、地図アプリ上では「黄金湯 新宿店(旧金沢浴場)」と表記されています。両方のファンの方々が合流できる場所にしたかったんです。
―黄金湯さんから見て、サ時計はどういった製品ですか?
新保さん:サ時計は、本当に画期的な製品だと思います。これまで銭湯業界では、時間を知るための機器として設置できるのは砂時計や壁掛け時計しか選択肢がなかったんです。でも、砂時計と壁掛け時計共に設置スペースの問題がありました。
そこにサ時計が登場して、「腕につけて入れる」という選択肢ができた。これは本当にありがたかったです。発売前に、黄金湯東京店で体験会を行った際にはお客様からも「実機を見て触って購入できる機会は非常にありがたい」という声をいただいています。
小關:実際に、銭湯でつけている方は多いですか?
新保さん:はい、結構多いですね。つけている方を見かけると、思わず「いいですよね」って話しかけたくなります(笑)。お客様同士でも、サ時計をきっかけに会話が生まれているのを見ると、嬉しくなりますね。
小關:それは嬉しいです。実は、僕もずっと注意してお客さんの腕を見ていますが、まだ1~2回しか使ってる人を見たことがないんです。黄金湯さんで見かけるという話を聞いて嬉しく思いました。
―今後の展望はありますか?
新保さん:まずは、この新宿店をしっかりと育てていきたいですね。他の店舗と同様にオールナイト営業も検討していますし、地域の方々に愛される施設にしたいと思っています。
そして、ゆくゆくは黄金湯という名前で他の地域にも展開していきたいですね。後継者の減少や、施設の老朽化なども相まって銭湯を残すことは本当に大変なんですが、黄金湯のブランドで展開していくことで、銭湯文化を次世代に継承していけたらと思っています。
小關:とても素敵ですね!カシオとしても、引き続き応援させていただきたいです。
サ時計については、これからも「サウナー専用」に特化し続けていきたいと考えています。クラウドファンディングから一般販売を経て、実際にお客さんに使ってもらえたことで、機能面を含めたくさんのフィードバックをいただきました。まずは、その声を反映したモデルをしっかり作り上げることが目標です。
新保さん:それは楽しみです。ぜひ実現してください。
小關:あと、サ時計を通じて、新しいサウナの楽しさを作っていきたい、広めていきたい、という思いもあります。カシオのものづくりの力を生かしながら、黄金湯さんのような温浴施設の皆さまと一緒に、お客さんへ新しい体験や価値を届けていけたら嬉しいです。
新保さん:こちらこそ、ぜひ一緒に盛り上げていきましょう。サウナ文化と時計文化、両方の良さを融合させて、新しい体験を提供していけたら嬉しいですね。
小關:はい。これからも、よろしくお願いします!
noteにて黄金湯×サ時計の限定壁紙を配布中です。
下記リンク先よりぜひご確認ください。
<関連リンク>
画像プレゼントあり【体験レポート】サウナ好き社員が黄金湯新宿店にサ時計を付けて行ってみた!
カシオ公式note(7月28日掲載)
<あわせて読みたい>
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