
耐衝撃ウオッチ “G-SHOCK”のタフネスデザインをメタル外装で表現する“G-STEEL”シリーズより、多パーツ構成で細部まで異なる磨き分けを施し、最新のムーブメント「TOUGH MVT. 2(タフムーブメントツー)」を搭載した新モデル「GST-W1000」が登場します。美しいメタルの質感を引き出した本モデルについて、商品企画担当者に聞きました。
時計事業部 商品企画部 第一企画室 湯浅智博
前モデルの思想を受け継ぎ、完成度をさらに追求
―今回の新モデルを開発した背景を教えてください。
昨年11月に発売した「GST-B1000D」では、「SLEEK STYLE」をコンセプトに、“G-SHOCK”が培ってきたタフネスを現代的なミニマルデザインに再解釈しました。今回の「GST-W1000」は、このデザイン思想を受け継ぎながら、外装の完成度と機能性をさらに高めたモデルです。
左が「GST-B1000D」、右が「GST-W1000」
テーマに掲げる「オールラウンドタイムピース」のとおり、“G-SHOCK”らしい力強さとメタルウオッチならではの洗練された印象を両立し、さまざまなシーンで着用できるバランスを追求しています。機能面では、衝撃や磁場を検知して針位置を自動で補正する「TOUGH MVT. 2」を搭載し、日常使いの実用性も向上させました。
―外装で変わったポイントはどこでしょうか。
今回のGST-W1000で最も意識したのは、他のG-SHOCKにはないメタルの一体感と、洗練された上質な外観を実現することです。そのために、ケース周辺のパーツを4分割し、それぞれがかみ合う新構造を採用しました。前モデルのGST-B1000Dではセンターケースをベゼルが覆う構造で、固定ビスが側面に露出していましたが、今回の構造によってビスが見えないすっきりした外観を実現しています。
多パーツ構成による外装
左:従来モデル/右:側面のビスが露出しない設計
この構造によって、パーツごとに異なる仕上げが可能となり、メタルならではの質感をより高いレベルで表現できるようになりました。さらに、ベゼルラグを最小限に抑えてバンドのエンドピースと一体化し、ベゼルからバンドへ自然につながるフォルムに仕上げました。
バンドまで流れるようなフォルム
従来必要だった衝撃吸収用の樹脂パーツも、各パーツがかみ合って衝撃を受け止める新構造によって省くことができました。
また、サファイアガラスの採用により高い透明度と耐傷性を実現しました。ブレスレットの固定方式を見直し、装着時のガタつきを抑えるなど、細部にわたる改善の積み重ねが全体の質感と装着感を高めています。
細部へのこだわりが生む、上質な質感と装着感
―開発で特に苦労したことを教えてください。
“G-SHOCK”の耐衝撃性能を維持しながら、一本のアナログウオッチとしての完成度を高めることです。文字板では、色味・ソーラー発電機能・質感の3つを高いレベルで両立させるため、何度も試作を繰り返しました。最初の試作ではイメージ通りの仕上がりに近づけませんでしたが、当社のマザー工場である山形カシオのナノ加工技術を活用することで実現できました。この技術によって生まれる微細な凹凸が立体的なテクスチャーを生み出し、中心から放射状に広がり時字ごとに区切られた文字板は、光の当たり方や見る角度によって表情を変えます。
「GST-B1000D」と色味を差別化した文字板
―最後に、ユーザーの皆さんへメッセージをお願いします。
「GST-W1000」は、"G-SHOCK"らしいタフネスとメタルウオッチとしての上質感の両立を目指したモデルです。細部のこだわりを、ぜひ実際に手に取って体感していただければうれしいです。
<ニュースリリース>
多パーツ構成による緻密なメタル美の“G-SHOCK”
<あわせて読みたい>
【ネーミング秘話】「G-SHOCK」の読み方と由来は?
最新記事
-
2026年10月23日サステナビリティ「CASIO統合報告書2026」発行、今回のポイントをご紹介します -
2026年10月22日時計【開発者インタビュー】初号機の機能美を受け継いだアナログのG-SHOCKに挑戦 -
2026年10月16日教育【辞書の日】第二外国語が広げてくれた世界~若手カシオメンバー4人に聞く、大学時代の勉強法と電子辞書活用術~ -
2026年10月15日受賞・表彰 新しい取り組み 時計2026年度グッドデザイン賞 受賞製品担当デザイナーの声紹介 -
2026年10月13日受賞・表彰 時計「G-SHOCK nano」が「かわいい感性デザイン賞2026」最優秀賞を受賞! -
2026年10月8日楽器「光る鍵盤」は、こうして生まれた。当時の開発者が語る、誕生の記憶 ―原点編―
最新記事
-
2026年10月23日サステナビリティ「CASIO統合報告書2026」発行、今回のポイントをご紹介します -
2026年10月22日時計【開発者インタビュー】初号機の機能美を受け継いだアナログのG-SHOCKに挑戦 -
2026年10月16日教育【辞書の日】第二外国語が広げてくれた世界~若手カシオメンバー4人に聞く、大学時代の勉強法と電子辞書活用術~ -
2026年10月15日受賞・表彰 新しい取り組み 時計2026年度グッドデザイン賞 受賞製品担当デザイナーの声紹介 -
2026年10月13日受賞・表彰 時計「G-SHOCK nano」が「かわいい感性デザイン賞2026」最優秀賞を受賞! -
2026年10月8日楽器「光る鍵盤」は、こうして生まれた。当時の開発者が語る、誕生の記憶 ―原点編―