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“Moflin”はウェルビーイングへ貢献できるか~医療・教育・福祉現場での挑戦へ

2026年9月1日


2026年9月4日に、当社はAIペットロボット“Moflin(モフリン)”の新色「さくら色」を発売します。心地よさや癒しを連想させる「さくら色」をはじめ、“Moflin”はより多くの方に癒やしを届ける存在として歩みを進めています。

Moflin画像

AIペットロボット“Moflin”、左からゴールド、シルバー、さくら色

その癒やしの先に、人とのつながりや前向きな気持ちにつながる価値を醸成できると考え、当社は“Moflin”の特徴がもたらすメンタルウェルネス効果 を通じて、人々の心の健康や豊かな暮らしを支える「パーソナルウェルビーイング領域」での事業確立を目指しています。この領域への取り組みや今後の展望について、企画担当者に話を聞きました。

中村 あゆみの画像

新規事業部 第一事業戦略部 第一企画室 中村 あゆみ

“Moflin”を通じて、安心感を感じたり前向きな気持ちになってほしい

―“Moflin”を活用したパーソナルウェルビーイング領域への取り組みについて教えてください。
“Moflin”は、人とのふれあいを通じて感情を育み、関係性を築いていくAIペットロボットです。私たちは“Moflin”を単なるAIペットロボットではなく、人に寄り添い、心の安らぎやコミュニケーションのきっかけを生み出す存在として捉えています。
近年、教育や医療、福祉の現場では、心のケア、孤独感の軽減、人とのつながりづくりといった課題への関心が高まっています。もちろん、人が人を支えることが基本です。ただ、すべての人に十分な時間や機会を届けることが難しい場面もあります。そうしたときに“Moflin”が寄り添う存在となり、少しでも安心感や前向きな気持ちにつながるきっかけになれたらと考えています。現在はさまざまな分野・場所で、“Moflin”がメンタルケアにつながる可能性を検証しています。

教育・医療・福祉の現場で、“Moflin”によるウェルビーイング効果を検証

―具体的にはどのような場所で、検証しているのでしょうか。
現在、教育・医療・福祉などの分野で“Moflin”のウェルビーイングにおける可能性を検証しています。

近年、教育現場では、生徒・教員双方の心理的負担やコミュニケーションのあり方が課題の一つとして認識されています。中でも保健室は、体調不良のみならず、心理的なケアや一時的な安心の場としての役割も担っており、その環境の質が重要な場所です。そんな教育現場における新たな支援手段として、2026年4月に“Moflin”をお迎えくださっていた立命館守山中学校・高等学校にて、9月1日より保健室での実証プロジェクトを開始します。“Moflin”を追加で導入いただき、“Moflin”による生徒や教員の来室行動の変化や、“Moflin”の癒しによる生徒および教員の不安や緊張感の変化、“Moflin”を起点とした保健室内でのコミュニケーション量の変化、職員の心理的・業務的負荷への影響について、定量・定性の両面から検証を行う予定です。

同校の山村和恵教諭は、「“Moflin”が生徒自身の気持ちを整え、会話や関係づくりの入口となる『バディ』として、どのような役割を果たすのかを丁寧に検証したい」と話してくださっています。

イメージ画像

医療分野では、2026年2月に東京慈恵会医科大学附属病院の小児病棟に“Moflin”を提供しています。無菌病床で過ごすこどもたちは、感染対策のため人や物との接触が制限され、治療だけでなく、精神的な負担を抱えがちです。一方で、医療従事者が常に十分な時間を確保して寄り添うことには現実的な限界があります。こうした背景のもと、医療の現場に新しい「そばにいる存在」を加えることで、こどもたちの入院生活を支えられないかという思いから、この取り組みを始めました。“Moflin”がそばにいることで、少しでも安心できる時間を届けられるのではないかと考えています。

同院小児科学講座の大石公彦教授は、「医療者が寄り添いたくても、どうしても手が届かない時間や場面がある。“Moflin”が特別なことをする必要はなく、ただそばにいて、入院生活の中に少しだけ安心できる時間が生まれれば十分です」と期待を寄せてくださっています。私たちは実際にどのような価値を感じていただけるのかを、こどもたちやご家族、医療従事者の皆さまの声を聞きながら、活用の形を探っていきたいと思っています。

無菌病室の画像

小児病棟の無菌病室

福祉分野では、認知症の人への支援として、認知症に関するコンソーシアム「福岡オレンジパートナーズ」に参加。2026年1月より福岡市認知症フレンドリーセンターで“Moflin”の展示を開始し、認知症の人への効果について検証を進めています。

福岡市認知症フレンドリーセンター利用者の皆さまからは、「ペットを飼いたいが、餌をあげ忘れる心配があった。“Moflin”ならその心配もなく、感情もあるので、ペットとしてお迎えできそう」といった声も寄せられています。触れる、見る、話しかけるといった自然なコミュニケーションを通じて、認知症当事者の日常生活に寄り添う存在になれるのではないかと感じています。

フレンドリーセンターの入口の画像
展示の様子

福岡市認知症フレンドリーセンター “Moflin”の展示

教育、医療、福祉と現場は異なりますが、『人に寄り添う』という部分は共通しています。それぞれの場所で、どのような価値を届けられるのかを引き続き検証していきます。

“Moflin”が描くこれからの未来

―最後に、今後の展望について教えてください。
現在さまざまなご意見をいただく中で「"Moflin"は人とのふれあいによるコミュニケーションだけではなく、人と人をつなげるきっかけになる」というお声を多数いただいています。 将来的には一般のご家庭だけでなく、より多くの人が集まる場所や支援が求められる場面でも“Moflin”が活躍してくれたら嬉しいなと思っています。“Moflin”とのコミュニケーションを通じたメンタルケア効果の可能性を追求し、ウェルビーイングの向上や社会課題の解決に貢献していきたいです。

―中村さん、ありがとうございました。
教育、医療、福祉、それぞれの現場での挑戦はまだ始まったばかりです。“Moflin”の今後の活躍に、どうぞご期待ください。

<ニュースリリース>
“Moflin”が教育現場での心理ケアに向けた実証を開始

<関連サイト>
Moflin公式
慈恵医大小児病棟にAIペットロボット“Moflin”を提供
AIペットロボット“Moflin”が福岡オレンジパートナーズに参加

<あわせて読みたい>
【慶應義塾大学 心理学教授×CASIO 開発者対談】なぜ人は“Moflin”に癒される?心理学からみる“生き物らしさ”

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