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2026年度グッドデザイン賞 受賞製品担当デザイナーの声紹介

2026年10月15日


2026年10月15日に公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2026年度グッドデザイン賞」が発表されました。当社の“CASIO CLASSIC”「AQ-240」、“G-SHOCK nano”「DWN-5600」、エフェクトコントローラー“DIMENSION SHIFTER” 「DN-SE10」 、サンプラー「SXC-1」の4製品が「2026年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を受賞しました。各製品の担当デザイナーよりデザインのポイントと受賞についての声をご紹介します。

2026年度グッドデザイン賞ロゴ画像

“CASIO CLASSIC”「AQ-240」

新しさとノスタルジーの同居、ジェンダーレスによる普遍的デザイン
CASIO CLASSICは、高い実用性とファッション性を兼ね備えた製品として幅広いユーザーから支持を得てきたブランドです。
今回の「AQ-240」で目指したのは、新型でありながらも以前から存在していたかのようなノスタルジーを感じさせる、普遍的なデザインです。 近年のファッション市場では、ジェンダーの境界が曖昧になり、同一アイテムをシェアするスタイルが広がっています。また、20〜30代を中心に、レコードやフィルムカメラに代表されるアナログ製品の質感や佇まいへの関心も高まっています。腕時計もその流れの中にあると感じていました。
こうした市場の変化を踏まえ、CASIO CLASSICが本来持つ価値はしっかりと継承しながら、柔らかく中性的な造形によってジェンダーを問わず着用できる設計としました。
トレンドに依存するのではなく、時代を超えて人々のライフスタイルに寄り添い続ける、普遍的なデザインを追求した1本です。

片倉隆寛の画像

「AQ-240」のデザインを担当した片倉隆寛

“G-SHOCK nano”「DWN-5600」

原点5600シリーズの性能をそのままに、機能デザインを指輪サイズ化
G-SHOCK nanoは、装着の場を腕から指へと拡張するという発想から生まれたた製品です。G-SHOCKという存在の価値をどこまで新しい文脈へ広げられるかを追求しました。
そのシンボルとして選んだのが、G-SHOCKの原点である5600シリーズです。5600シリーズは、耐衝撃という本質的な機能を、最小限の構成で体現してきたモデルとなります。機能とデザインが極めて強く結びついた造形として、長年継承されてきたG-SHOCKのDNAそのものだと思っています。
今回はその削ぎ落とされた機能デザインを、指輪サイズへ落とし込みました。単に小さくするということではなく、通常サイズと同等の耐衝撃性能、20気圧防水を指輪サイズで成立させています。これはカシオが長年培ってきた軽薄短小の技術があってこそ実現できた挑戦です。
5600という原点を通して、腕時計のあり方に新たな広がりを示す。G-SHOCKが持つ本質的な強さを、新しい形で届けた1本です。

森翔馬の画像

「DWN-5600」のデザインを担当した森翔馬

“DIMENSION SHIFTER”「DN-SE10」

身体で音を操る機能性と造形美の両立を目指したエフェクトコントローラー
「DN-SE10」 が実現したのは、『身体で音を操る』という、これまでにない演奏体験です。機能性と造形美を高い次元で両立させることが、製品開発全体の一貫したテーマでした。
最大の特徴が、左右非対称のインジケーター配置です。演奏中でも瞬時に状態を把握できる視認性と、一目でこの製品だとわかる象徴的なルックス、その両方を同時に成立させることにこだわりました。
素材の選定においても、機能と美しさの両立に妥協はありません。ワイヤレス通信のために採用した樹脂素材は操作部を守る堅牢な構造そのものを造形美へと昇華させることで、ハードな演奏環境にも耐えうる、独自のフォルムとして成立させています。
加えて、環境負荷に配慮した質感表現や、ストラップ部をブラックに統一するといった細部にも意図があります。奏者と楽器を主役として引き立てる、あくまでも脇役に徹するデザイン。あらゆる楽器やステージに自然に調和できる懐の深さを、製品としての重要な価値と捉えています。

サンプラー「SXC-1」

初心者も使いやすく創造を楽しめるUIを追求
「SXC-1」が目指したのは初心者が思わず手に取りたくなる楽器です。まず見直したのが、演奏スタイルそのものです。机の上で操作することが前提だった従来の形から、場所を問わず手に持って演奏できる設計に。背面にホールド性を高めるリブを設けることで、日常のあらゆるシーンで気軽に音を操れる演奏性を実現しています。
インターフェースの設計においても、直感的に使い方を理解できることを最優先に置きました。ゲーム的なUIを象徴的なアイコン、ドット調のフォント、触知性を刺激するシズル感のあるボタン、そしてサンプリング文化を象徴するカセットテープを模したノブ。操作すること自体が喜びになるよう、細部まで設計しています。
色彩も、既存の枠に捉われないライムイエローを選択しました。創造性を鼓舞するような佇まいを持たせることで、これまでサンプラーとは縁がなかった方々にも、音楽制作の楽しさを届けたいという思いが込められています。

三橋竜希の画像

「DN-SE10」、「SXC-1」のデザインを担当した三橋竜希

今回受賞した4製品は、カテゴリーや用途は異なりますが、その背景には、使う人や使用される環境を丁寧に捉え、よりよい体験につなげようとする共通の姿勢があります。
カシオはこれからも、企画、設計、デザインをはじめとするさまざまな部門が協力しながら、機能性と使いやすさを追求し、新しい価値を持つ製品を生み出していきます。

<ニュースリリース>
「2026年度グッドデザイン賞」受賞のお知らせ

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