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【開発者インタビュー】初号機の機能美を受け継いだアナログのG-SHOCKに挑戦

2026年10月22日


11月7日に耐衝撃ウオッチG-SHOCKより、初号機DW-5000Cの機能美を継承したフルアナログ時計「GAC-2500/GMC-2500」を発売します。新たな魅力がたくさん詰まった本モデル。商品企画の担当者に話を聞きました。

湯浅智博の画像

時計事業部 商品企画部 第一企画室 湯浅智博

アナログ時計ユーザーにG-SHOCKの機能美を届けたかった

―今回のGAC-2500/GMC-2500シリーズは、専用アナログモジュールを搭載した新しいモデルですね。この製品を開発しようと思ったきっかけを教えてください。
現在のG-SHOCKの売上構成を見ると、デジタルとアナログのコンビネーションモデルやデジタルモデルが70〜80%を占め、アナログモデルは約20%程度です。
一方で、時計市場全体ではアナログ時計が大きな割合を占めています。その状況を見たとき、G-SHOCKにはまだ届けられていないユーザー層が存在していると感じました。これまでG-SHOCKとの接点が少なかった時計ユーザーの方々に、G-SHOCKの魅力をどのように届けるか。そこから今回のモデル開発は始まりました。

―初号機DW-5000Cとの関係性も重要なポイントだと伺っています。
DW-5000Cは1983年に誕生したG-SHOCKの初号機です。「落としても壊れない時計」という革新的なコンセプトを実現するために、機能から導き出された造形こそが、初号機の持つ「機能美」でした。
GAC-2500/GMC-2500では、その思想をアナログ時計として再解釈することを目指しました。ただ単にDW-5000Cのアナログ表示版を作るのではなく、40年以上培ってきたG-SHOCKの本質である耐衝撃性能と、その追求の中から生まれた機能美を受け継ぎ、現代のアナログ時計として表現することを大切にしました。

初号機DW-5000CとGAC-2500/GMC-2500の製品画像

複数の役割を持つ日窓「マルチミッションデイト」

―新開発のアナログモジュールの開発について詳しく教えてください。
機能美の表現のひとつとして、3時位置に配置した3マス表示の日窓に、複数の機能を持たせた「マルチミッションデイト」を新たに搭載しました。
この日窓には3つの役割があります。1つ目は通常の日付表示、2つ目はストップウオッチ使用時の計測分表示、そして3つ目は各種設定時の情報表示です。
さらに、年・月・日を設定できるようにすることで、月ごとの日数の違いも自動で判断し、日付を時計側で正しく切り替えられるようにしました。アナログ時計でありながら、毎月、暦に応じて日付を手動で修正する手間を省く、フルオートカレンダーを実現しています。

ただ、これらの機能を実現するには、従来の汎用アナログモジュールでは構造上難しく、このモデルのためモジュールを新たに開発しました。

GMC-2500のフェイス画像

―その他に特徴的な部分はありますか。
針の構造にもG-SHOCKらしい工夫を取り入れています。
今回採用したのが、磁力によって針を保持する「マグネティックホールディング構造」です。従来のように針をシャフトに固定するのではなく、磁力で保持することで、衝撃が加わった際にその力を逃がし、針のズレや破損を抑制します。
また、9時位置に配置した秒針には「秒針スリープ機能」を搭載しました。ユーザーが任意で秒針の停止・駆動を切り替えられる機能で、停止中は消費電力を抑えることで電池寿命の延長にもつながります。

GMC-2500の製品画像

―ケースデザインについても、G-SHOCKらしさを感じるポイントがありますね。
初号機DW-5000Cから受け継ぐ八角形フォルムや、ケース形状そのものでボタンを保護するG-SHOCK独自のボタンガードなど、G-SHOCKのDNAを大切にしながら、2500シリーズでは新しいアナログG-SHOCKのアイコンとなるケースデザインを目指しました。
また、ベゼル天面に傾斜を持たせたり、ケース全体に張りのある曲面を取り入ることで、光と影による立体感が生まれるデザインを実現しています。

―開発で最も難しかった点は何でしょうか?
最も難しかったのは、G-SHOCKが持つ機能美を、アナログ時計の中でどう成立させるかという点でした。G-SHOCKらしさをしっかりと打ち出しながらも、これまでG-SHOCKを選んでこなかったアナログ時計ユーザーにも、その魅力を新鮮に感じてもらえるデザインにする。一方で、一般的なアナログ時計の方向に寄せすぎると、G-SHOCKならではのタフネスや機能から生まれるデザイン性が失われてしまいます。その両者をどう融合させ、新しいG-SHOCKの魅力として成立させるのか、試行錯誤を重ねました。

―最後に、このモデルに込めた想いを教えてください。
マルチミッションデイト、マグネティックホールディング構造、秒針スリープ機能など、本モデルならではの機能や工夫を盛り込んでいます。GAC-2500/GMC-2500の登場によって、これまでG-SHOCKを愛用してくださっている方には新たな魅力を、そして今までG-SHOCKを選んでこなかった方には新しい出会いをお届けしたいです。

<ニュースリリース>
初号機の機能美を継承するアナログ“G-SHOCK”

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<関連リンク>
40年以上受け継がれてきた顔がアナログに。G-SHOCK『GMC-2500/GAC-2500』レビュー
カシオ公式note(10月22日掲載)

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